56 枚方宿〜55 淀宿 大阪府枚方市〜京都府京都市伏見区
枚方(ひらかた)宿はかなり街並みがきれいに残されていた。木造建築の家が道の両側に並んでいる。 せっかくなので途中にあった枚方宿鍵屋資料館を見学していこうかと思ったが、あいにく時間が遅くて閉館していた。 旧道をずーっと行くと、京阪枚方市駅前に出た。街灯に京街道という文字がある。 自転車を押してその道を進む。その傍に立派な枚方宿案内図が。それを見ていると、 これまた地元のオバサンが話しかけてきた。
「宿場町に興味があるんかい? 」 そして、東京日本橋まで、東海道+京街道の57の宿場町を巡ることを話す。 彼女はこの枚方市駅前の京街道の旧道では、定期的に市が開かれることを教えてくれた。 枚方市も京阪間の中核都市、大阪や京都のベッドタウンとして栄えている都市だ。 先ほどの観覧車のある遊園地『ひらパー』は関西ではかなり有名な遊園地だと、大学に入って近畿に来てから知った。 また、枚方市の隣の交野市との境界付近の地域は、日本の七夕伝説発祥の地として知られる。 枚方宿の東見附の跡も見た後、次の宿場町へ行くために先ほどの淀川沿いの道、府道13号に戻る。 車はほとんど走ってなく、道路の脇も植物に覆われており、走っていて気持ち良い道だ。 樟葉(くずは)という難読な駅を通り過ぎると、大阪府から京都府に入る。 今の府境が昔の律令国の境界とは全く同じだか分からないが、摂津国から山城国に入ったことになる。 石清水八幡宮の近くで休憩した後、木津川・宇治川を渡って、 淀宿へ。後で知ったが、桂川と宇治川に挟まれた場所を淀というらしい。 |
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