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21 佐久山宿〜22 大田原宿  栃木県大田原市

 旧道を避けて新道(国道293号)を通ったので急な上り下りはなく、2kmはすんなり通り過ぎ、佐久山に到着。

 12世紀末期からの歴史を持つ佐久山。消防署の前に、佐久山宿の下町と書かれた石碑があった。 前述の通り、現代の奥州道である国道4号は佐久山を通ってないので、のんびりとした風情がある。 残念ながら、あまり江戸時代の宿場としての雰囲気が残っている訳ではないが。

 そして、ここにある「小島屋」という和菓子屋は、ペリー来航の時代から続く老舗。 先ほど休憩を取ったばかりだが、せっかくなので寄ってみる。

 ざーっと中の商品を見まわすと、カップに入った抹茶の水羊羹が美味しそうだったので、それを購入。 店内で食べることにした。セルフサービスのお茶と一緒に頂く。

 店のオバサンにいつもの通りどこから来たか、どこまで行くのかを聞かれた。 自分が答えると、「やっぱりね」と思われている様子だった。奥州街道を歩く方はよくここに立ち寄るのかもしれない。

 10分ちょっとゆっくりさせてもらい、お礼を言って再出発。 Google map に「旧陸羽街道」と書かれている栃木県道48号を北上していく。 

 この道はほぼ直線で、傾斜をあまり意識させないほどの緩やかな上りだった。 交通量も多くなく、サイクリングをするにはかなり快適な道だった。 特に、途中の川沿いの道なんかは最高だったと言えるだろう。 20分ほど、そんな旧奥州街道を楽しむことができた。

 今日は、昨日とは比べ物にならないほど気持ちが良いサイクリングだ。 東京〜埼玉南部の旧日光街道に比べれば、交通量の点では天国と言っても過言ではない。



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