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20 喜連川宿〜21 佐久山宿  栃木県さくら市(旧喜連川町)〜栃木県大田原市

 この区間も旧道を避けて新道(国道293号)を通ったので急な上り下りはなく、割とすんなりと喜連川に到着。

 喜連川の本陣跡は、現在「街の駅本陣」という施設になっていた。 中にはレストランなどがあるようだが、工事中のため開いていなかった。

 『街の駅「本陣」について』という看板があったので、中に入る代わりによーく読んでおいた。

 それによると、現在の建物は大正15年(1926年)のもので、当時は警察署として使われていたらしい。 元々本陣のあった場所に、明治になって銀行や郵便局、警察署が置かれたそうだ。 また江戸時代当時は、足利基氏(室町幕府を開いた足利尊氏の四男)を祖先とする喜連川家がこの地を治めていたともあった。

 喜連川宿を出発する。ここから次の佐久山宿までは、さらに少し上る。

 上るとは言っても70mほど。始めの急な坂を越えてしまえば、どうと言うことはなかった。 むしろ旧奥州街道は交通量は少なく、快適なサイクリングを楽しむことができた。 昨日の宇都宮までの日光・奥州街道に比べれば天国だった。

 だが前日の日焼けという問題が自分に取り憑かれている。日焼けが一晩で治るはずもなく、両腕がそこそこヒリヒリする。 日焼けは体力を予想以上に奪っていく。ナメたらいけないというのは経験でよく知っている。 果たして、これからこれがどう影響出てくるやら、少し不安。

 手持ちの水分がなくなりそうだったので、途中コンビニに立ち寄った。 東海道の時に散々お世話になったライチの紙パック入り飲料があったので、迷わず購入。 ついでに今飲むための野菜ジュースも買った。

 現在の時刻は11時少し前。喜連川宿からこのコンビニまで8kmちょっとであった。つまり、ここから次の佐久山宿まであと2kmといったところか。



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