18 徳次郎宿〜19 大沢宿 栃木県宇都宮市〜日光市(旧 今市市)
今日初めての宿場訪問は、徳次郎宿。日光街道18番目の宿場である。 今回の自転車旅では、通算28か所目の宿場ということになる。 街道沿いの智賀都(ちかつ)神社は、徳次郎宿の鎮守神を祀っている神社である。 この神社には、樹齢700年のケヤキがある。江戸時代よりはるか昔、鎌倉時代から生きているということになる。 神社の入口の鳥居の前には、たくさんの自動販売機が置いてあった。 そこで飲み物を買ってから、神社で少しの間休むことにした。 再出発。少しずつ標高が上がっているからか、思っていたより暑くはなく、それなりに快適なサイクリングができている。 交通量という視点からも、平日の午前中だからかそれほど多くなく、道幅の割には快適である。 車で移動する多くの人は、有料道路(日光宇都宮街道)を使うからかもしれない。 それでも時々はやってくる大型トラックに気を配らなければならないが。 宇都宮市から日光市に入る。まだ平成の合併前は今市市(いまいちし)だった地域であるが。 それでも日光と言う文字に、テンションが上がる。 日光市に入って間もなく見かけた案内標識によると、二つ先の今市宿(日光市街地)まで二里半で、日光街道終点の日光坊中まで四里半だそうだ。 ここまでで既に今日の行程を半分終えったことになる。 日光市に入ってから、少しずつ蕎麦屋の看板が目立つようになってきた気がする。 春の中山道・甲州街道自転車旅の最終日に食べた深大寺蕎麦をふと思い出した。 また、街道沿いの田んぼは、黄金色に色付きかかり始めていた。 これらの田んぼは、数百年前からずっと田んぼだったのだろうか。 もしそうだとすると、歴代徳川将軍も目にしたのだろうか……。 そんなことを色々考えながら自転車を走らせていると、大沢宿直前から始まる、日光街道名物杉並木が見えてきた。 |
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