15 石橋宿〜16 雀宮宿 栃木県下野市(旧石橋町)〜栃木県宇都宮市
宇都宮駅の2つ手前、石橋駅への東西の通りとの交差点まで来た。 右折をするとでっかい地図があり、どこに何があるのかがよーく分かった。 石橋と言う名は、その名の通り石の橋があったことに由来するという古文書があるそうだ。 現在は距離が距離だけに、宇都宮市や小山市のベッドタウンになっている。 石橋駅前のでっかい地図で、今回ここで立ち寄る開雲寺の場所を確認し、向かう。 裏手に回ってしまったが、駐車場が広がっていたのでそこから自転車を押して入らせてもらう。 開雲寺は、8世紀後期、平安京ができる少し前にできた真言宗の寺院。 江戸時代に日光東照宮ができてからは、将軍が東照宮参拝の道中の休憩・宿泊所となった場所だ。 建物も江戸時代末期のものである。 自転車を押しながら庭に入るべきではないのだが、自転車にスタンドがついておらず、適当な場所に立ててことができない。 なるべく短時間で済まそうという自分なりの配慮をしつつ、庭の見学をさせてもらった。 お祈りも忘れずにしてから、開雲寺を後にする。時刻は17時を少しまわったところ。 いつの間にか、この日の走行距離が100kmを超えていた。 国道4号に戻ってしばらくすると、ほんの少しだけ上三川町という町に入り、すぐに下野市に戻る。 どういうことかよく分からなかったが、地図を取り出して確認すると納得した。上三川町の西端が少しだけ国道を掠っていたのだ。 下野市の次はすぐに宇都宮市に入るものだと思っていたので、一瞬逆方向に戻っているのではないかとヒヤッとした。 北関東自動車道を潜ったら、ようやく宇都宮市入りした。あと10kmちょっと。 ところが、ここにきて空の灰色がどんどん濃くなってきた。 もしかすると、一雨くるかもしれないな……大丈夫か? |
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