小山宿の先も、旧道と新道がある程度までは一致する。 微妙に道が違うところも多いが、それをいちいち辿っていくと文字通り日が暮れてしまうので、国道4号をそこそこのスピードで進んでいく。 ちなみに本当に忠実に巡ると一度線路の東側に行かねばならない。しかし、踏切がないのでそれは不可能。

　小山の宿場から5kmほど北にあった新田宿は、小山宿と次の小金井宿の間に存在した小さな宿場だった。 それでも、本陣がちゃんと存在した宿場で、門は現存する。

　事前に調べておいた場所を探して進んでいたが、あろうことか通り過ぎていることに気付いた。 一度戻って、ようやくその場所を見つけた。

　場所を見つけたとは言うが、見た目は普通の門と変わらない。少し古そうな印象を受けるのみだ。 かろうじて、「本陣」という表札に似たものがあったことからそれが分かった。

　新田宿で残っているのは、これくらい。次の小金井宿へ急ぐ。 宇都宮まで、あと24km。