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08 中田宿〜09 古河宿   茨城県古河市

 中田宿は、江戸を発った旅人が2日目に宿を取る第一候補の宿場だった。 ここまで日本橋から15里ほど(60km弱)と考えると、まあ妥当な距離だと言えよう。

 かつての宿場の街並みの場所は、現在は利根川の河川敷にあたる。 そのため宿場の遺構は一切と言っていいほど残っていない。

 橋を渡ってすぐの信号を左に曲がると、間もなく中田関所があった場所。 中田関所は、先ほどの栗橋関所ができる前に置かれていた関所だった。 一応看板はあったのだが、文字が紫外線のせいで焼けてしまい、説明文は全く読めなかった。

 その先の信号の消防署の近くに、中田宿の説明板が設置されていた。 こちらは文字が消えているということはなく、きちんと読むことができた。

 ここからしばらくストレートな道が続く。一度左に折れて、宇都宮線(東北本線)の線路を渡った先も再び真っ直ぐだ。 徐々にヒリヒリがひどくなる日焼けを気にしつつ、比較的ゆっくりと進んでいく。

 途中通りがかりのスーパーに寄り、カットフルーツというミネラル補給の頼もしい味方を購入。 駐輪場ですぐ食べる。メロンの甘さ・パイナップルの酸っぱさが身に染みた。


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