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03 越ヶ谷宿〜04 粕壁宿   埼玉県越谷市〜埼玉県春日部市

 越ヶ谷宿は、現在の越谷駅より少し北側に位置していた日光・奥州街道3番目の宿場。 現在の越谷市も、草加市と同様に東京のベッドタウンとしての役割を果たしている。

 そんな越谷には、かつて二代将軍の徳川秀忠が建てた御殿があった。 その場所には石碑が建っているという情報を前もって手に入れていたので、元荒川にかかる橋の直前で右に曲がる。

 石碑は割とすぐ発見することができた。傍の説明板によれば、鷹狩り時の宿泊施設だったという。 慶長9年(1604年)に建てられたが、明暦3年(1657年)の江戸の大火の後に江戸城の修復のために移築されたとあった。

 再び橋のところに戻って、橋を渡る。個人的には、橋にあった鳩のオブジェが印象に残っている。 自分の好きなデザインだったからであろうか。

 通った埼玉県道49号は道幅が狭いにもかかわらず、交通量が多かった。 そのため、そんなに日本橋から走ってないにもかかわらず、かなり体力を奪われていた。

 それ以外にも、気温がどんどん上がる時間帯だったということも、体力の消耗を速める大きな要因だったと思う。 だからか、越ヶ谷から粕壁までのサイクリングは、残念ながらあまり覚えていない。

 それでも途中から国道4号を走ることになったので、いくらか道の状況は改善した。 ちなみに、旧国道4号とバイパスの4号の交差点だったので看板が全て国道4号で、一瞬どの国道4号を進めば良いか躊躇ったが、地図でそのまま真っ直ぐ進めば良いことに気付いた。

 4・5?走れば、春日部の中心街が傍にやってくる。 だが春日部駅付近へ向かうには、途中で国道4号を左に曲がらなければいけない。 そのタイミングを逃さないように注意を払いつつ進む。

 この時は幸い間違えることなく、正しい交差点を左に曲がることができた。


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