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46 亀山宿〜45 庄野宿    三重県亀山市〜三重県鈴鹿市

 亀山市役所の向かい側の、亀山城跡にたどり着く。 鉄道が通るもっと前の江戸時代、亀山は宿場町であるとともに城下町でもあり、 その亀山城は胡蝶城(「胡蝶蘭」の胡蝶)とも呼ばれていて、優美な姿で知られる城だった。 その亀山城跡には現在は石碑と、石垣などの一部のみが残されていた。

 雨の中ということもあり、少し立ち寄っただけで、すぐに出発する。 国道1号の亀山バイパスは走りたくないので、亀山の街の中を走っていく。 曲がりくねった道・細い路地裏の道など城下町らしい雰囲気は健在で、当時の雰囲気がなんとなく残っている。

 亀山バイパスが終わる交差点で、国道1号と合流。この辺は道が広いが、車通りが少なく走りやすい。 周りものどかな所である。幸いなことに、雨も少しずつ弱くなってきた。

 次の庄野宿には資料館があるので、看板くらいはあるはずだ。 看板を探しつつ、国道1号を進むが、いくら行っても看板は見当たらない。 もしかして、昨日のように曲がるべき場所を通り過ぎてしまったのだろうか。

 不安が増してきたので、そこにあったガソリンスタンドの近くで工事をしているオッチャンに聞く。
「すみません、東海道の庄野宿の資料館はどこにありますか?」
「もうちょっと行ったら信号あるから、そこら辺を左に曲がればあるよ」
  よかった、行き過ぎてはなかったようだ。無駄な後戻りをせずに済んだ。

 オッチャンにお礼を言って、言われた辺りを左に曲がる。 庄野の文字が書いてある小さな消防署があった。 この近くだろう。住宅街を進む。

 しかし、一向に資料館と思しき建物は見えてこない。おかしいな……


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