44 石薬師宿〜43 四日市宿 三重県鈴鹿市〜三重県四日市市
「石薬師町」の交差点を左折すると、1本目の交差点に方向案内板がある。 それによると、この交差点を右に曲がればよさそうだが、前方を見ると奥にも右折の看板が。 道路工事の交通整理をしていたオジサンに聞いたが、分からないという。 いつものように気楽に考える、もう1本先まで行って、右に曲がることにしよう。違ったら戻ってくればいいのだから。 2本目の交差点を右に曲がったが、結局実際は1本目を右折が正解だった。 この辺りは小澤本陣跡などの旧家がいくつか残されていた。 ある民家の玄関先には、歌川広重の絵画を模した壁画があった。 そして、「東海道 石薬師宿」の文字が隣に。昔が偲ばれる光景だった。 さっきの交通整理のオジサンに一言声をかけてから、国道1号に戻る。 朝早い時間が終わり、車通り、特にトラックなどの大型車両が多くなった。 この辺りの国道1号はちょっとした山道を突っ切っているので、 地味なアップダウンがある。ただ、四日市市内に入ると間もなく、下り坂となり平地に入った。 やがて、国道1号と国道25号の分岐点、近鉄追分駅の近くに至る (正確には今まではこの2つの国道が重複していた)。 そこには、国道1号の400kmポストが。東京まであと400km、大阪から143km。 ここまで十、大阪から数えると十四の宿場町があったが、まだまだ江戸までの道は長い。 |
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