26 掛川宿〜25 日坂宿 静岡県掛川市
国道1号(旧道)に合流したので、ここからは再びそちらへ。 天竜浜名湖鉄道の下をくぐり、川を越える。県立掛川西高校のところにくると、右手に掛川城が見える。 掛川城は、信長や秀吉、家康に仕えた山内一豊(やまうちかつとよ)が改修工事をして住んだ城である。 そして、掛川宿はこの掛川城の城下町でもある。 現在の掛川城の天守閣は、安政の東海地震後に倒壊したのを復元したもの。 東海道新幹線の掛川駅や東名高速道路の掛川インターチェンジなどができた後、 掛川は従来の茶をはじめとする農業以外にも工業が盛んになってきている。 掛川市内を出ると、あっという間に郊外に。中心市街地活性化の傾向化がある掛川市らしい。 道は微妙な上り坂が続いている。まわりに、時々茶畑が見られるようになった。 国道1号掛川・日坂バイパスの2つ目のインターを通り過ぎると、 いよいよ本格的な山道の傾向が見られるようになった。峠向こうの金谷まで10km、 大井川の向こうの島田まで15km。日坂宿はもうすぐだが、ここで近くの「道の駅掛川」で休憩を取る。 似たような自転車が何台か止まっていたが、大荷物の人はいなかった。 売店のオッチャンと、その近くのオバサンによると、 やっぱり自転車で行き来する人は結構いるとのこと。 ただ、それはあくまで東京から名古屋や京都、大阪、あるいはもっと西へただ向かう人が多く、 宿場町巡りの人はあまりいないらしい。当然と言えば当然だが。 その売店でレモン味のかき氷を買う。それを食べつつ、実家に電話をかけて、 今日実家に泊まる旨と、現在位置と現在時刻を伝える。今は14時半過ぎ。 ここまで10時間半ほどで140km走ってきたことになる。静岡まであと45km、 まあどんなに遅くても、パンクとかしない限り19時までには着くだろう。多分。 |
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