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13 原宿〜12 沼津宿    静岡県沼津市

 道を戻っていると、白隠禅師の誕生の地であることを示す看板が。 恥ずかしながら「誰それ?」という感じだったので、そこにいた年配の観光客に聞いてみる。

 白隠慧鶴(はくいんえかく)とは、江戸時代中期の禅僧で、当時衰え気味だった臨済宗を再び盛り上げた人物らしい。 その人の誕生の地がここのようだ。墓も、すぐ近くの松蔭寺にあるらしい。 申し訳ないが、自分にとってはたいして興味を惹かない。もう少し日本史の知識があればまた別なのかもしれないが。

 交番の隣に原宿の案内板があるという情報をその人たちからもらったので、そこへ行く。 そこで、原宿には何があるのか確認してから、少しだけ雰囲気を楽しんだらすぐ原宿を出発する。 なにしろ後戻りしたせいで時間を食ってしまったからだ。これでさらに何かトラブルがあって、 箱根の途中で日が暮れた……なんてことになったら洒落にならない。

 先ほどの間違いに気づいた線路を渡って、またしばらく旧東海道を走っていく。 住宅街は新しくなっており、当時の様子はあまり残っていない。昼時になったので、お腹がすいてきたが 食事ができるような場所は見つからない。


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