始 下諏訪宿〜45 上諏訪宿 長野県下諏訪町〜長野県諏訪市
中山道(前半)・甲州街道自転車旅パート2、甲州街道編スタート。目の前にある碑は、「甲州道中・中山道合流之地」。 ここは、甲州街道自転車旅の始まりの地だ。
今更ながら、下諏訪宿について少し説明を。 ここでは、すぐ近くにある新鶴本店という和菓子屋の名物「塩羊羹」と、諏訪大社下宮秋宮の参拝をすることにした。早速和菓子屋から行ってみる。 新鶴本店は、明治6年創業という、道としての中山道がまだ現役で働いていた頃から営業している和菓子屋。 海のない長野県で、はるばる太平洋や日本海から運ばれてきた貴重な塩を使った塩羊羹は今でも手作り。 これを買わない手はない。 店に入って、お姉さんに1本お願いする。 最も小さな塩羊羹でも1本1000円弱するのだが、ここはケチってはいけない (もちろん学生には少し贅沢な買い物だというのはよーく分かっているつもりだが)。 お土産をゲット。自転車のサイドバッグに入れる。そして、隣にある諏訪大社下宮秋宮に行く。 諏訪大社は日本全国にある諏訪神社の総本山。古事記や日本書紀にも出てくるほど、歴史は古い。 そんな諏訪大社は4つ(上社本宮・上社前宮・下社春宮・下社秋宮)で1つの神社。 下社の2つはここ下諏訪町にあり、残りの2つのうち上社本宮は諏訪市に、上社前宮は茅野市にある。 つまり諏訪湖の北側に下社2つがあって、南東側に上社2つがある、ということになる。 諏訪の神様に、中山道(前半)自転車旅を無事に終えられたお礼、そしてこれからの甲州街道自転車旅の旅の安全を祈願する。 諏訪大社下社秋宮の目の前の道が旧甲州街道。先ほどの新鶴本店に説明の紙が置いてあった。 でも今回は国道20号を進むことにして、下諏訪宿を発つ。 中山道から甲州街道に気持ちを切り替えて、最終的なゴールの東京日本橋を目指す。 ところが、諏訪湖の周りを走っていると早々にアクシデント発生。自転車旅ではいつかは必ず起こるアクシデント、パンクだ。 むしろ、東海道や中山道前半の自転車旅で延べ1000km以上走って、一度も起こらなかったことが奇跡といった方が良いかもしれない。 なかなか修理できそうなスペースが見つからなかったので、中央本線の上諏訪駅まで押していくことにした。 この日は春分の日。金土日で三連休ということで、下諏訪の駅は人が多かった。 持ち物からパンク修理セットを取り出し、修理開始。 途中、観光に来たと思われるオバサンに、どこからどこへ行くのかといつもの質問を受ける。 そして、いつもの「京都から来て、東京に向かう」という回答をする。 貴重品を掏られないように、というありがたいご忠告を受けた。 時間が少しかかったが、パンク修理完了。再び国道20号を進む。その先が甲州街道最初の宿場、上諏訪宿のあった場所になる。 |
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