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44 金沢宿〜43 蔦木宿  長野県茅野市〜長野県富士見町

 甲州街道2番目の宿場、金沢宿は現在の茅野市金沢。 近くを流れる宮川の氾濫や大火が何度も起こって、17世紀中期にここに集落が移動されたという。

 ここ金沢宿には現在、本陣の跡を示す碑が建っているという情報は前もって手に入れていた。 その碑を探して自転車をこぎ続けるが、なかなか見つからない。 

 そうしているうちに、集落を抜けてしまった。青柳駅の看板も目に入る。いくらなんでも行きすぎ。見落としたようだ。 東海道の原宿以来の素通りをしてしまった。

 慌てて戻るが、今度もなかなか見つからない。電話線を工事している人がいたから、話しかけようと近づく。 その時、見つけた。工事現場と重なり、隠れてしまっていたのだ。

 金沢宿も押さえ、先を進む。碑を探していたら、15時を回っていた。また今日も急ぐことになってしまった。

 長野県最後の町、富士見町に入る。すずらんの里という珍しい名前の駅を過ぎると、富士見峠まではまた上りが続く。 上りは飽きたのだが、だからと言って上らない訳にはいかない。

 頑張って上っている途中、よく見る野菜ジュースのパック型の看板が。 よくお世話になっているこの野菜ジュースは、こんなところで作られているのか、知らなかった。

 富士見峠までやってきた。再び下りが始まる。思ったよりキツイ急カーブがあるので、そこは注意する。

 景色がいい中の下り坂は気持ちがいい。これでもう少し暖かかったら……と思う。まあ欲をかくのはいけない。 前日のように雨やみぞれが降っている訳でもないのだから。

 右に流れている釜無川の向こう側はもう山梨県。道の駅、信州蔦木宿まであと1.8km。


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