43 蔦木宿〜42 教来石宿 長野県富士見町〜山梨県北杜市(旧白州町)
蔦木(つたき/つたのき)宿は、信濃国(長野県)最後の宿場。商人の荷物を運ぶ、「中馬(ちゅうま)」と呼ばれる当時の民間運輸業ので栄えた宿場だった。 自分が昨日の朝、馬籠峠を越えて長野県に入ったのがずいぶん前に感じる(馬籠宿を長野県の宿場に含める従来の考え方なら、一昨日の晩ということになるが)。 道沿いに、蔦木宿の当時の家の様子が記された案内板が設置されていた。本陣の門も残っていることが、通りすがら確認できた。 そして現在の宿場とも呼べる、道の駅に行くことに。ここの売店でお土産その2、蕎麦団子を購入。 そういえばよく考えたら、昼食を食べていなかった。昼時には、下諏訪のお汁粉(ぜんざい)以外は口にしていなかった。 上諏訪でのパンク修理と言うアクシデントのせいで、すっかり忘れていた。 せっかくなので、ここでかなり遅い昼食にすることに(現在16時過ぎ)。食堂でラーメンを買い、出てきたラーメンをすする。 寒い中走ってきて、休憩時のラーメンは何とも言えないおいしさがある。 蔦木の宿場を出ればすぐに釜無川を渡り、山梨県北杜市に突入。甲州街道は甲斐国を横断しているので、しばらくの間はこの山梨県にお世話になる。 北杜市は平成の大合併でできた新しい市。同じ頃に北海道の函館の近くにも「ほくとし」ができたが、そちらは北斗七星の「北斗市」。 北杜の杜(≒森)は山梨県自体を指すという説が有力らしい。 国道20号に沿って、「甲州街道」の看板を見かけた。山梨県に入ったからだろうか。 甲斐の国最初の宿場、教来石宿はもうすぐだ。 |
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