35 鶴瀬宿〜34 駒飼宿 山梨県甲州市(旧大和村)
まずは、月の3分の2だけ宿場の役割を果たしていた鶴瀬宿。現在も小さな集落がある。 国道沿い、鶴瀬集落の石碑の隣には、鶴瀬宿の説明板があった。この説明板の末尾を見ると、「平成二十六年三月」とある。 つまり、まだ建てられてから1か月も経っていない、できたばかりの説明板ということになる。 どこからか強い要望でもあったのだろうか。それとも街道を巡る旅人が増えてきたから建てたのだろうか。 事前に調べたときにはこの情報がなかったので、かなりラッキーだった。 旧道に入り、駒飼宿のあった場所を目指す。この笹子峠への道路(山梨県道212号)は、冬季通行止め。 道路の入り口にも、通行止めを示す看板があった。もし仮に無理に行っても、除雪されていない雪の中で動けなくなってしまうだろう。 進めない以上、駒飼宿の見学が終わったらここに戻ってこなければならない。 笹子峠入口のバス停にある駒飼宿の案内板を見て、どこまで行って戻ってこようかを考える。 宿場のメインといえば本陣なので、そこまで行けばまあ良いだろう。 国道より急な傾斜の県道を進み、中央自動車道の高架をくぐる。 案内板に従い、一度自転車を下りてから細い道を押して上る。 その道が終われば、駒飼宿のあった場所が間もなく現れる。 |
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