32 阿弥陀海道宿〜31 白野宿 山梨県大月市
笹子餅の店のすぐ先は、阿弥陀海道の宿があった場所。 阿弥陀海道宿は、前の黒野田宿と次の白野宿との合宿だった。そして、1か月のうち7日間だけ宿場業務をしていた。 場所は現在の大月市笹子町吉久保阿弥陀海にあたり、「阿弥陀海」で「あみだかいどう」と(強引に)読む。 笹子川にかかる橋の名として「阿弥陀海橋」があったが、現在の宿場の遺構は一切ない (この阿弥陀海橋を一度通り過ぎてしまい、戻る羽目になったのは内緒)。 ここの宿場の名の由来は、かつて阿弥陀堂という仏堂が宿場の近くにあったため。 その場所を地元の人に尋ね、国道20号から離れて「阿弥陀堂」の跡地に行ってみる。 未舗装路を自転車を押して上がると、雪の中に石碑が建っていた。ここが阿弥陀堂があった場所のようだ。 阿弥陀海道宿を出発する。ちなみに、阿弥陀海にある酒造にはギネスに載っている直径5m近い大太鼓があるという情報を前もって仕入れておいたのだが、その場所にはシャッターが下りていて、大太鼓を見ることはできなかった。 |
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