初狩宿の前半、中初狩宿。よく見られる明治天皇関連の石碑があった。 石碑のある場所は、かつて本陣があったことを示す。 建物は新しいが、昔の造りを真似て門が作られていた。

　笹子峠からの下りが一息ついて、道が平らになってきた。 もう少しだけ下り坂が続いて欲しいので、これが一時的なものであることを願う。

　初狩駅の近くまで来た。隣の駅はもう大月駅だが、そこまでの間に宿場は３つもある。 甲州街道は東海道や中山道に比べると“主張”がないので、当時の遺構が見つけにくい。 それでも一つひとつ、少しずつでもいいから見ていくことを心がける。