64 高宮宿〜63 鳥居本宿 滋賀県彦根市
彦根市の高宮宿は、多賀大社の門前町だったところ。今でもでっかい鳥居がある。 その京都側の入り口のそばに「むちんばし」という石碑がある。 その名の通り、大井川の渡しのようにお金を払う必要がなく、無料で渡れた「無賃橋」なのだろう。 宿場もそこそこ長く、当時はかなり大きい宿場だったことが伺える。本陣の門も残っていた。 この日、この旧宿場町の道は道路工事をしていて車は通行止めだったのだが、 工事のオジサンに聞いたら自転車は通らしてくれるとのこと。ありがたい。おかげで回り道をせずに済んだ。 時間があるのならここから数?離れた多賀大社に参拝したり、名物の糸切り餅や丁稚羊羹を食べたりしていきたいのだが、 大津で旧道を忠実に通り草津の本陣や資料館を見学してきたので、そこで時間を食ってしまったため 今回は参拝を素直に諦めることにする。のんびりしていると岐阜まで行けない。 狭くなってきた住宅街の道を急ぐ。 ……と思っていたが、高宮宿を出たら中山道は県道になり、片側1車線(つまり両側2車線)になったので 急に道幅が広くなった。必ずしもこのような広い道がずっと続いたわけではなかったが、道路の舗装状態は良く、 走りやすい道だった。 名神高速道路の彦根インターを過ぎ、東海道新幹線の下をくぐれば次の宿場、鳥居本宿だ。 |
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