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46 大井宿〜45 中津川宿   岐阜県恵那市〜岐阜県中津川市

 ここ大井宿には、中山道広重美術館がある。 東海道の広重美術館は由比宿(静岡市清水区由比)にあり、東海道自転車旅の時は前を通過した覚えがある(立ち寄りはしなかった)。

 今回はぜひこの美術館に寄ろうと心に決めていた。 だが、時刻は既に17時半。さすがにもう閉館しているだろう。でももしかしたら……ということで行ってみる。

 結局美術館は結局17時閉館で、開いていなかった。 だがどう考えても自分が鵜沼〜太田間で時間を食ってしまったのが悪いので、泣く泣く諦める。

 大井宿の案内板まで一度戻る。 ここの交差点の東西方向の道が、いかにも旧中山道の雰囲気なのでその道を進むことに。 当時の宿場は少し行った所にあるようだ。

 お目当ての宿場の場所に到着。アスファルトも黄土色で、旧街道の雰囲気が出ている。

 本陣の跡は、江戸時代の初めの頃に建てられた門があった。 ただ補強工事中のようで、灰色の布で覆われていた。 門の前には、岐阜に入ってよく見かけた木製の家の宿場名標がある。

 でっかい石の宿場碑の前で記念撮影した後、大井宿を発つ。 暗くなってきたし時間もないので、迷いやすい旧道へは行かずに中津川までは分かりやすい道を通ることにした。 正確には、旧道がどこだか分からなかったのだが。

 ただその前に腹ごしらえを。通りがかりのコンビニに寄る。 夕食にはまだ早いが、栄養補給をしてあと10kmを走るエネルギーを手に入れる。 朝にも岐阜市で納豆巻きとツナマヨおにぎりを食べた気がするが、まあ気にしない。 それから今日の目的地、馬籠は中津川から坂を上った先にあるので、行動食のスティックパンも確保。

 国道に戻る。後ろから仮免をもらって路上教習中の教習車が近づいてきた。 つい3・4週間前まで教習所(車校)に通っていた自分の姿と重ね合わせる。 抜かすのが怖いのか、なかなか追い抜いてくれない。そこで、自分から歩道に移ることにした。

 中津川に入った。既に今日は100km近く走っている。昨日の150km走行と合わせ、この時点での2日間の走行距離は250km。 暗くなってきたので明かりをつける。昨日に引き続き、今日もナイトランだ(自分のせいですね、分かります)。 関西版の道路地図の役目はここまで。ここからは関東甲信越版の地図に頼る。

 中津川インターを過ぎて、先ほどと同じように国道19号を離れて左方向(国道257号)に入る。 だがその道も行き過ぎると、下呂や高山まで行ってしまいかねない。 どこで右に曲がれば市街地へ行けるのか、慎重に判断する。

 看板の指示のあるところで曲がり、迷いながらも中心街の大通りに出た。 暗くて現在地がよく分からないので、とりあえず目印となりそうな中津川駅へ向かうことにした。


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