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32 本山宿〜31 洗馬宿 後半    長野県塩尻市

 翌朝は、前日の雨が嘘みたいに晴れていた。昨日の天気は一体なんだったのか。

 朝食をとり、早速出発の準備をする。外の自転車に置きっぱなしだったアルミのマットに付いていた水滴(雨粒)は凍っていた。 ペットボトルの飲み物を全て室内に入れておいたのは、大正解だった。

 この日の予定としては、下諏訪から中山道をそのまま進むのであれば中山道岩村田宿まで(長野県佐久市)。 そして甲州街道にルートを変更するのであれば甲州街道台ケ原宿まで(山梨県北杜市)。 よーく考えた末、そのくらいが妥当だと判断した。距離にして、どちらも90kmほど。 ただ前者なら和田峠と言う、中山道最大の難所を越えねばならないのだが。

 一晩お世話になった民宿の御夫婦にしっかりとお礼を言う。気をつけて自転車旅をするようにと、ありがたい忠告を受けた。 そして9時半少し前、寝すぎてちょっと出発が遅れたが民宿千倉を旅立つ。

 まずはとりあえず洗馬の宿場を見ていき、そして塩尻市街地に向かうことにした。民宿から真西に行けば、洗馬の集落がある。 小さな通りに入って、今日初の宿場を目指した。

 だが洗馬の集落は国道のある場所より20mくらい下にあり、直接は行けなかった。 そこで一度昨日来た道を戻り、ぐるっと回って洗馬宿のあった場所に改めて向かう。


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