食べ終えたら、いよいよ碓氷峠を下り始める。しばらくは位置エネルギーにのみ身を任せられる。
箱根峠の時とは異なり、自転車の人とすれ違うことはなかった。
それどころか、ほとんどの車は上信越自動車道か国道18号のバイパスを走るので、車とすれ違うことも稀だった。
また、スピードが結構出てたので、数少ない前を走る車に追いついてしまうことがあった。
その時は、車が前に進むのを待つか、思い切って抜かすかして対処した。抜かす時は気分が良い。
途中、かつての信越本線のレンガ橋付近を通過。長野新幹線(北陸新幹線)の開通時に廃線になった、信越本線 軽井沢〜横川間の遺構である。
周辺の看板によると、線路跡が「アプトの道」という散策路として整備されているようだ。観光客が結構いた。
体力をほぼ全く消費しないこの区間のサイクリングは、非常に楽しかった。交通量も少なく、精神的にも疲弊しなかったことも大きいだろう。
紅葉を楽しみつつの碓氷峠であった。
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