14 小原宿〜13 小仏宿 前半 神奈川県相模原市緑区(旧相模湖町)〜東京都八王子市
ここ小原宿は、江戸方面から甲府・下諏訪・京都方面へ向かう場合だけに使用された宿場だった。 言い換えると、、小仏峠を越えて相模国に入った旅人はここ小原宿で継がれ、そして与瀬宿は“通過”して関野宿方面に向かった。 逆に甲斐国方面から来た旅人は、ここ小原宿はスルーして、小仏峠の先の小仏・駒木野の合宿へ向かった。
展示館の隣の国道20号には、63kmポストがあった。 今までは全て「東京まで x km」という表示だったが、それが「日本橋まで」となっていた。 とうとう最終ゴールが具体的に見え始めた。 本当の旧甲州街道は、ここから高尾山の北側の小仏峠(標高548m)を越えて武蔵国に入る。 歩きの人は、当然その道を進むことになる。 だが小仏越えの道は登山道で、自転車では通行不可能。 その代替ルートとして今回は高尾山より南の、国道20号の大垂水峠(おおたるみとうげ:標高392m)を選ぶ。 ただし土日と祝日は、大垂水峠は原付が通行禁止。それなのになぜか自転車は通行可。 まあ仮に自転車がダメだとしても、押して歩行者になれば良いだけなんですけどね (歩道はあるので、歩行者は通行可能)。
ここまで2つの峠を越えてきたが、一昨日のように足が攣りそうにはなっていない。 昨日1日休んだのは大正解だった。 上っている途中、はるか遠くにある富士山が綺麗だった。 峠を越えるのは基本的に嫌いだが、楽しめる所ももちろんある。 最後の峠ということもあり、嫌なことも楽しむ姿勢で上る。
下りは自動車の制限速度を超過しないように、そして事故を起こさないように気をつける。 車に乗っている人も、夕方のこの時間が見にくく一番事故が多いので、細心の注意を払う。 特に注意を払ったのは、圏央道の高尾山インターのところ。 青信号になっても、車が来ないか四方八方をよく確認して通過した。
最後の夜は、岐阜以来の健康ランド「ふろっぴぃ」に宿泊。 個人的には、某幼児向け通信教育教材に出てくるオウムのキャラクターの名前を連想した。 夕食の前に、一度この場所を確認することにした。 街中は久しぶりで、迷った。色々な人に場所を聞いてようやく、住宅街の中にある健康ランドを発見することができた。 その後しばらく夕食が食べられる場所を探す。 高尾の駅の近くならあるかと思ったが、居酒屋がメインでチェーン店などはなかった。 住宅街なので、この辺りには食事処は必要ないのかもしれない。 結局国道20号に戻り、通り沿いにあったラーメン店に入る。 とにかくエネルギーを使う自転車旅。自動車がガソリンを“飲む”のと同じように、人間が食べ物をたくさん食べることになる。 ボリューミーなラーメン・御飯・餃子もあっという間に完食した。 確認しておいた、健康ランドに向かう。途中、タイヤが七色に光る自転車が走っていた。 異様に目立っていたが、いったい何だったのだろうか? そんなことを思っているうちに、先ほど通った道を通ればすぐに着いた。 明日は一度東京側から小仏峠方面に戻り、小仏宿と駒木野宿の見学をする。そしてその後に八王子方面に向かうことにする。 ここ高尾からは、国道20号経由なら日本橋まで50kmほど。しかも関東平野に入ったので、もう峠の心配は全くない。 明日はいよいよ、中山道前半・甲州街道自転車旅のクライマックスを迎える。 |
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