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21 小田井宿〜20 追分宿  長野県御代田町〜軽井沢町


 小田井宿は、今でも用水が流れる宿場町である。現在は、御代田町の指定の史跡にもなっている。

 個人的な話になるが、私は小田井と言われると、長野県の小田井より先に、愛知県の小田井(名古屋市西区 / 清須市西枇杷島町)を思い出す。 清洲城の支城であると言われる、小田井城で知られる地域だ。

 ちなみに、愛知の小田井は、織田家の「おだ / おた」が地名の由来になったようだ(今調べました)。

 一方、ここ長野の小田井の地名の由来は、少し調べたがはっきりとは分からなかった。 ただ町のパンフレットによると、御代田町の「田」は、小田井など、周辺に「田」のつく地域が多いことから来ているようだ。 きっと昔から水田が多かった地域なのだろうと解釈しておく。

 そして宿場にある説明版によると、ここ小田井宿は、例の和宮さんがお昼休憩をした場所であるようだ。また公開はされていないが、小田井宿の本陣には、今でも1756年に改築された客室が現存しているようである。

 宿場の雰囲気を感じながら、小田井宿を通過する。次の追分宿までは5kmちょっとである。

 小田井〜追分間では時々、浅間山が顔を出す。道はそんなに大した上りではないが、昨日の和田峠越えの疲れからか、スピードが上がらない。

 途中、しなの鉄道の線路の向こう側に行くために、地下通路を通った。その先は緑の中のサイクリング。いかにも旧道らしい道が続き、迷う心配はなかった。

 途中、下諏訪・京都方面へ「上る」街道徒歩旅のオジサンとすれ違う。私が中山道の本を持っていたからか、そのオジサンに話しかけられた。 やはり自転車の人に会ったのは初めてであったらしい。しばらくお喋りした後、互いの旅の安全を祈って、それぞれ次の目的地を目指す。


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